【Blog】商品紹介②~みみたぶソックス~
皆様
いつもお世話になっております。
先週末、母と大阪に買い物へ行きました。
大阪駅には溢れんばかりの人、人、人。
観光地・大阪が息を吹き返したかのように活き活きしていました。
さて、私の目的は、大好きなポケモンセンターへ行くこと。
就活終わりによく立ち寄っていたのを思い出します。
そこで出会ってしまいました。
ボリュームたっぷりのもちもちぬいぐるみと。
とてつもなく欲しい。でもかなり迷う・・・。
何故なら、既に大量のぬいぐるみが部屋に陳列されているからです。
決め手となったのは、母の一言。
「あんた、ぬいぐるみ買って満足してまうやん。ホコリ被るだけやで。」
・・・的を得すぎた痛烈な言葉。まさにその通りです。
結果、断念しました。
さようなら、ありがとう、もちもちぬいぐるみ。
・・・ということで、今回はもっちり感覚が特徴のルームソックスを紹介します。
それが、この「みみたぶソックス」です。
【「みみたぶ」ができるまで】
始まりは、数十年前のOEMの依頼がきっかけです。
「スニーカーソックスに刺繍を入れたいから、足首の後ろの生地を少し伸ばせないか?」
という内容でした。
↓(スニーカーソックスはこれぐらいの丈です)
スニーカーソックスは基本靴でデザインがほとんど隠れてしまうため、刺繡を入れても分からなくなります。
しかし、足首裏だけ生地を伸ばし、そこに刺繡を入れることで、刺繡を見せることができるのです。
当時なかなか珍しいデザインの靴下で、その時に生み出した編み方が「みみたぶ」の前身でした。
【「みみたぶ」をルームソックスに】
時が流れ、現在。
新しく商品開発をすることになった時、唐突に父が「こんなんできた!」と持ってきたのが、当時の技術を用いたルームソックスでした。
これが「みみたぶソックス」の試作第一号です。
社長(父)曰く、きっかけは「紡毛ウール」との出会い。
しっかりした生地感なのにもちもちしていて、温かい素材・・・。
ルームソックスにピッタリでした。
「限界まで分厚く、温かく!」
その想いで試作を重ね、どんどんもっちりが増してくる「みみたぶ」。
最終的には厚さ約1cmまで成長し、何とも言えない肉厚感が生まれました。
生地全体もどんどん分厚くなり、最終的に今の形へ。
こうして、「みみたぶソックス」が誕生したのです。
(ちなみに、母が最初に触ったとき、「みみたぶやん!」と言ったことで、この名前が付けられました)
【みみたぶが持つ機能性】
この「みみたぶ」、ただもちもちして柔らかいだけではありません。
この突起部分があることで、着脱しやすくなるのです。
実は、介護用靴下でもこの編み方がよく使われています。
なので、みみたぶソックスは「簡単に着脱できるルームソックス」でもあるのです。
普通の靴下が履きにくい、とお悩みの方にもおすすめできるアイテムです。
滑り止めもついているので、安心して履いていただけます。
【お使いいただく方へ】
紡毛ウールが持つ特徴として、「洗えば洗うほど柔らかくなる」という点があります。
なので、お届けした段階では「思ったより柔らかくないかも・・・」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、段々と生地が柔らかくなり、もっちり感が増していくので、生地の変化を楽しんでいただければ嬉しいです。
さて、今回は以上となります。
商品選びの参考になれば幸いです。
これからもよろしくお願いします。
Writer:靴下工場の娘